止まらない企業のM&Aの中でどのようにこの世界に残っていくか

経営戦略

止まらない企業のM&Aの中でどのようにこの世界に残っていくか

ストックビジネスの大切さ

自分の会社ももちろんですが、安定した収益を得られる事業を築いていきたい、それはどんな企業も同じ思いでしょう。
このように継続的な収益が見込めるビジネスのことを「ストックビジネス」と言います。

ストックビジネスとは「農耕型」ビジネスと言われており、同じ土地を耕して何度も作物を収穫するように、既存客に対してビジネスを行い、継続して育てていくことで売り上げを上げるビジネスモデルです。
ストックビジネスの例として、高級化粧品の通販があります。
化粧品は消耗品ですが、リピーターを獲得できれば流行に流されずにずっと固定ファンによって支えられることになります。

このストックビジネスの対にあたる「狩猟型」ビジネスを「フロービジネス」と言いますが、こちらは新規顧客を得るために常に営業をし続け、移動しなければいけない単発的なビジネスを意味します。
フロービジネスの場合はマンション販売などがあげられます。
新築マンションを売った後、新たな顧客を開拓して販売する、という仕組みですが、同じ顧客に何度も売ることはできないため、新規を求め続ける必要があります。

M&Aが増える理由

ストックビジネスを安定させることができればどれだけ良いでしょうか。
ですが時間も手間も、人材も足りないという中小企業が多いのが現状です。
そうした問題を解決する手段として今急増しているのが「M&A」です。
ニュースでも聞いたり目にする機会が増えていると感じる方も多いと思いますが、このM&Aとは、もともと存在するストックビジネスを買収する方法のことです。

かつて金融業界でのみ使用されてきた方法ですが、最近は中小企業でも活発に行われるようになっています。
M&Aのメリットは、その業界への参入スピードの早さと言われています。
資金力に相応するM&Aを行うことで、ストックビジネスをスピーディーに手に入れ、さらに多角化も可能になります。
税務・会計においてもメリットが大きいことから、M&Aを仕掛ける勢いは留まる気配すらありません。

自分の会社は合併させたくない

どの企業もストックビジネスを求める動きがあり、M&Aは近年、まるで不動産売買のように行われています。
ですが自分が育てたIT企業は、どんなことがあっても買収されたくないという思いがあります。

M&Aには大きなメリットがいくつもあり、例えば売り手であれば後継者問題の解決、従業員を守ることができる、信用の回復などがありますが、組織や人のマッチングのリスクもあります。
他社からM&Aにより合併することで、今まで培ったものが失われる可能性があり、M&Aの成功率は5割以下と言われていますので、リスクが高いことも事実です。
売り手はもちろん買い手にも当然リスクが伴いますので、可能な限り他社との合併は行わず、企業概念や意思を貫けるようにこのまま頑張って経営していければと思います。

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